強化磁器に関する専門用語や、当社のある岐阜県土岐市を産地とする「美濃焼」の歴史など、陶磁器に関する様々な情報をご紹介します。
長石とは、鉱物の一つの種として扱われることが多いが、複数の鉱物種を総称する鉱物グループのこと。組成により「カリ長石」「斜長石」などに分類される。
石英などがもっている性質で、加熱されるとき、組成を変えずに結晶の形を変えること。また冷却のときもこの現象が起こる。転移が起こるのは、温度が500℃~600℃の時。
単独で陶磁器ができる石を一般に陶石という。主成分は石英で、粘土、セリサイト、長石などを含んでいる。天草陶石(熊本県)、伊予陶石(愛媛県)、神岡陶石(岐阜県)などがあり、代表的によく言われる天草陶石は熊本県天草郡下村の西北端の海岸付近から採れる石。可朔性がありアルカリや珪酸を適度に含むので、単味で磁土となりうる。また、釉としても使用される。